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のこころ

こぶりな暮らしで生活を豊かにすることをポリシーにしている30代女のブログ

【ダブルケア】育児だけではない。介護のために時短勤務制度を併用しよう

「時短勤務」と聞くと、子育てのために勤務時間を短縮して働いている方をイメージする方が多いと思いますが、介護のためにも「時短勤務」を利用することができます。

それが、育児・介護休業法で定められている介護のための短時間勤務制度の措置(法第23条3項)です。

 

育児と介護のダブルケアには時間と身体の制限がどうしてもついてまわります。 どうにかするために私が選んだのは、育児と介護の時短勤務の併用です。

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ダブルケア

私は育児のための短時間勤務制度を利用して仕事をしています。

勤めている会社の規則では小学校に入学するまでと決められていたのですが、交渉の結果小学校三年生にあたる10歳まで時短勤務を利用できるように、制度の見直しをしてもらう事が出来ました。

関連:時短勤務はいつまで?期間の延長を交渉した結果 - のこころ

 

上司や職場に協力してもらっているおかげで、子育ての時間も持ちながら仕事に精一杯取り組むことができていたのですが、病気を患っていた母の容態が悪くなり入院したのを機に、育児と仕事にプラスして母の看病(介護)が必要になりました。

自宅での看病ではなく、入院先も会社から近かったので、現状の勤務時間を維持したまま看病する時間を作っていました。

 

仕事を終えたらすぐに病院に行き20分ほど滞在し、急いで子どものお迎え、夕飯の準備、学校の宿題添削、お風呂、洗濯等…、毎日慌ただしく夕方から夜にかけての時間を過ごしていました。

 

買い物は休日にまとめてやるようにして、子どものお迎えをこれまでより遅らせて、病院に行く時間を確保していました。

お迎えが遅くなったことで、9時までには消灯していたのが9時15分になり、30分になり…少しずつ遅くなってしまい、私も子どもも少しずつ疲れが出てきました。いつでも自由な時間に動けないのがダブルケアの辛いところです。

 

これでは育児と看病、そして仕事を継続していくことができません。

私は母が入院したのと同時に会社にも相談をしていました。

 

介護のための措置

介護と仕事を両立するための制度として、育児・介護休業法では介護休業と時短勤務制度の措置があります。

介護の形は自宅でしている方、遠距離でしているかた、施設にいる方、病院にいる方など、場所も状態も様々ですが、どの制度を利用できるのかを最初に考えるのではなく、自分がどのように介護に関わっていきたいかをまず決めることが大切です。

 

そのためには、家族と、看病が必要な母としっかり話をする必要があります。

私の場合は母が過ごす場所を病院か家かを選ぶことができました。

 

しっかりケアするためにも病院を退院して私の家に来てもらいたいと母に伝えました。

仕事を辞めることは考えていませんでしたが、介護保険制度の助けを借りて、必要なら介護休業も利用して家で、家族で過ごしたいと考えたからです。

もちろん他の家族や、子どもにも相談をして、了承を得ていました。

 

母は、「あなたの気持ちはすごく嬉しいけど、私は病院で過ごしたい。ご飯だって時間になれば出してくれるし、病院にいる方が安心だから。家に行けばあなたにだけ負担が大きくなってしまう。」と言いました。

母は遠慮しているのだと思い、「私のことは何も心配しなくていいから、本当に好きなように、自分のしたいように言ってほしい。そのためにできる方法を考えるから。」と、何度も確認し、話し合いましたが、母の選択は変わりませんでした。

 

母が病院で過ごしたいと願うのなら、私はそれを最大限サポートできる方法を、職場の方々への迷惑や負担も考慮しながら考えました。

そして選んだ方法が介護時短勤務です。

育児の時短勤務と介護の時短勤務を併用して利用した人はこれまで社内に一人もいませんでしたし、併用という考え方も就業規則には定められていませんでした。

 

介護休業の取得も一時は考えましたが、長期間仕事を休めば、仕事が止まってしまい社内に対しても社外に対しても迷惑がかかります。

それに手続きも必要ですし、介護休業は介護を継続していく準備の為の休みという名目で、取得できる日数にも制限があります。

時間が短くても、出社してもらえる方が助かるとの会社の希望と、毎日病院に行く時間を確保したい私の希望が合ったのです。

 

総務、人事、上司、担当役員と、時短勤務を取得してどのように仕事を進めていくか話し合いをして、その翌週から1時間終業時間を早めてもらうことになりました。

希望を通してくれた会社の方には本当に感謝をしています。勤務に当たる時間は今まで以上に精一杯の仕事をして貢献していくことを、改めて意識しました。

 

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介護時短勤務

1時間早く勤務を終えたことで、夕方から夜にかけて一つ一つの事にじっくり取り組めるようになりました。

 

病院の滞在時間を20分から1時間に増やせたことで、病院の手続きや、身の回りのこと以外にも、母や看護師とゆっくり話をする時間が取れるようになりました。

アイスが食べたいという母と抹茶アイスを口に運びながら、昔話をしながらゆっくり過ごせました。

 

子どものお迎えを通常の時間に戻せたことで、帰宅後に宿題を一緒にやったり、夕飯を食べながらゆっくり会話をする時間が取れるようになりました。

子どもが撮った夕焼けの写真をばーばに見せたらすごく喜んでいて、「また撮ったの見せて欲しい」と言っていたと伝えると、心配しながらも嬉しそうにしている子どもの表情に、自分も癒されました。

 

何より、慌ただしくて思うようにやらなければいけない事ができなくて、心にも余裕がなくなっていたのが、少し解消されました。

短い時間でたくさんの事をやろうとすると、どれも中途半端になってしまっていたのが嫌でした。時短勤務のおかげで完璧とはいかなくても、それなりに満足出来る時間の使い方をする事ができたのです。

 

毎日仕事にも行けるので、仕事も滞る事なく進めていけたのも、心の負担を軽くしていたと思います。

 

まとめ

私の場合は介護とは呼べないくらい負担の軽いものだったかもしれません。

しかし、仕事と子育てだけでも時間に追われる毎日に、病院に行く時間を確保したり、様々な手続きがあったり、心配事が増えただけでもその生活はいっぱいいっぱいになってしまったのです。

これが自宅介護のダブルケアだったら時短勤務では到底やっていけませんでした。

母はその事を気遣って病院で過ごす事を選んだのだと思っています。

 

介護はいつまで続くのかわかりません。だからこそ、無理なく継続していける方法を早めに検討して、職場に相談しましょう。明日から勤務時間を短くしたいと言われても、職場は困ってしまいますので、早めの行動が大切です。

こちらの順序を参考にして下さい。

 

  1. 介護が必要になったらすぐに職場に報告すると同時に、利用できる制度を調べる
  2. 家族でどのような介護になるのか話し合う(病院?家?介護施設?)
  3. 自分の介護への関わり方を考える
  4. 自分の希望をもとに職場の人と話し合う
  5. 開始したい日を伝える

 

最初に話をしてから、時短勤務を開始するまでに10日間かかりました。

希望通りになるとは限りません。しかし、自分がどのようにしたいのか伝えない事には何も始まりません。

この記事が、どなたかの参考になれば幸いです。