朝はパン派のあなたに、お伝えしたい。喫茶店で食べるような最高に美味しい作り方の秘訣を。
喫茶店ではちみつバタートーストを食べたことがありますか?
香ばしく焼けたパンの上に、とろけたバターとたっぷりの蜂蜜。厚めにカットされたパンにかぶりつくと、ザクッとした食感そしてふんわり広がるバターの香りとジュワッと口の中に広がる蜂蜜の優しい甘さ、そしてパンのしっとり柔らかな食感。
私のこは、学生時代の5年間、名古屋の老舗喫茶店でアルバイトをしており、ホール接客だけでなくキッチンに入りトーストの切り方から焼き方、サンドイッチの作り方までみっちり教え込まれました。
そんな老舗喫茶店で仕込んだレシピをご紹介します。
素敵なカフェで出されるような、写真映えするおしゃれなレシピではないのでがっかりしないでくださいね。シンプルで家庭で本当に美味しくいただく為の作り方です。
蜂蜜バタートーストのレシピ
材料を準備する
準備する材料はたったのこれだけです。
- 食パン
- バター(有塩)
- はちみつ
材料がシンプルだからこそこだわって欲しいのが、食パンの質と厚さです。
いつものスーパーでも良いのですが、せっかくですからパン屋さんで食パン1斤買ってみませんか?しっとりなめらかな生地で満足度が全然違います。
私は休日前の仕事帰りにパン屋さんで調達して、休日の朝は普段よりちょっと美味しい食パンで朝食にするのが好きです。
そして、食パンの厚さは3㎝です!これは大事です。
3㎝というと、食パン4枚切りと同じくらいでかなり分厚いですが、この厚みがあるからこそザクッとフワッが両方楽しめるのです。
パン屋さんでカットしてもらうのが楽かもしれませんが、焼きたてのパンは柔らかすぎてパン屋さんでカットしてもらえないですし、使うときに使う分だけカットする方が乾燥も防げて美味しくいただけます。
「美味しい食パンを厚さ3㎝で」準備しましょう。
バターは前日の夜に使う分だけ出しておいて、翌朝には柔らかくなっていると使いやすいですよ。
作り方
トーストの作り方の手順はとても簡単でレシピになるのかわかりませんが、美味しく作るポイントを押さえていきましょう。
工程はたったの4つです。
- パンをカットする
- バターを塗る
- トースターでこんがり焼く
- バターと蜂蜜を塗る
1.パンをカットする
パンを厚さ3㎝にカットして、縦横に切れ目を入れます。パンの厚みの真ん中くらいまで、深めに切り込みを入れてください。
こうすることで、バターや蜂蜜が染み込みやすくなり、食べるときにも一口サイズにちぎりやすくなります。
2.バターを塗る
パンを焼く前にまずバターを塗るのがポイントです。
焼く前にバターを塗ると、食べた時のザクッとした食感がアップして、バターの香りが広がります!
切れ目もあるので、柔らかくしたバターでないとうまく塗り広げられません。 寒い季節は室温に置いておいてもバターが柔らかくならないので、電子レンジで数秒温めると塗りやすくなります。
3.トースターで焼く
いつものようにトースターでパンにこんがり焼き目をつけましょう。もし、ちょっと手間をかけることができるなら、途中で食パンの奥と手前の向きを変えましょう。
奥と手前ではトースター内の温度が違うので、向きを入れ替えることで均一に焼き目をつけることができます。
4.バターと蜂蜜を塗る
こんがりいい焼き目がついたら取り出してもう一度バターを塗ります。切れ目の間からバターをしみこませるように塗ると美味しくなります。 仕上げに蜂蜜を全体にかければ完成です!
素敵カフェだと、固形のバターを飾りのようにのせて、お皿からはみ出すほど蜂蜜をかけますが、老舗喫茶店仕込みのレシピではそれはやりません。 なぜなら、オシャレより食べやすさと美味しさ重視だからです。
いただきます!
さぁ、丹精込めて作った、絶品のはちみつバタートーストをいただきましょう。
切れ目に沿ってちぎると、ソフトなパン生地からふわっと湯気が立ち上ります。
しっかりバターが染み込んでいるのに、ザクッとした食感が楽しめて、はちみつもかけ過ぎないのでベタベタしすぎずジュワッと優しい甘さが広がります。
上半分ぐらいまで染み込んでいるのが最適で、この状態だとパン生地本来の旨味も楽しめるベストバランスなのです。
ただのトーストなのに、食べるとなんとも贅沢な気分になります。満足。
いかがでしたか?次の週末に普段とは一味違ったトーストを楽しんでみてください。
調理道具紹介
カッティングボード
パンを切ったり、鍋敷き代わりに使ったり、あると何かと便利なカッティングボード。
300円ショップの3coinsで購入しました。正方形に近い形が気に入っていますが、パンを1枚しか置けないので、もう少し長さがあるものでも良かったかな。それにやっぱりアカシアのカッティングボードに憧れます!
水気を取ってから吊り下げて乾かすと黒ずんだりしないので、穴あきか取っ手のある物がおすすめです。